4月22日
2月から参加してきた
戯曲を参加者と役者さんが一緒に交代しながら読み進める
『大竹野正典劇集成を一緒に読んでみよう』の会
全3回のシーズン2もこれでおしまい
演劇や戯曲、ド素人だった私がのめり込めたのは
くじら企画さんの懐の広さと、なんといってもいろんな意味で入りやすかったこと
きっと他ではこんな気軽に出来なかったのではないか、と
最終日の今日は沢山の方が参加されてて
これからお芝居に携わってゆく人っぽい人もちらほら
すごい読むのが上手くて、情熱がぐいぐい伝わりました
今回の戯曲『ドアの向こうの薔薇』
1960年代にアメリカ・ボストンで起きた連続婦女暴行事件をモチーフにした物語
この作品を読み進めている間
私の中では自分のコンプレックスや、よく見られたい、みたいな想いが
ずっと頭の中でうろうろしてた
なんでやろう…
今までこんなこと思ったことないのに
けど物語のシーンが最終にさしかかった時に分かった
この主人公が自分の存在を周りに認めてもらいたかったことを
私は今までの人生、沢山の愛を受けて育てられたのだと感じる
だけど褒められたい想いや、認められたい気持ちも強くて
小さい抵抗も沢山してきた、私なりにね
婦女暴行犯の行いはいけないことだけれど
犯人の寂しかった想いや、愛されたい想いが伝わって
最後の長いセリフをみんなで交代して読んでいる時
とてつもなく悲しかった、私のコンプレックスや満たされなかった想いが反応したのかな
涙が枯れてしまったような、褪せた…乾いた悲しみ…
最初の2回は俯瞰してこの会を楽しんだけど
今回はどーんと内面に来てしまった
やっぱりお芝居って奥が深いなぁ
入り口を覗き込んだだけなのに
この場所で感じたことを
歌や普段の生活に役立てていこう、と思ったけど
奥が深すぎて参った〜
この経験をふまえた上で
今度はお芝居を見にいこうと思う
くじら企画さんのお芝居が7月にあるから
どんな風に感じるかがとても楽しみ!
そしてまた、シーズンがあれば絶対に参加する!
そしていつかは、本物のお芝居に…参加してみたい!
わぁーっ、また言うてもた…生半可じゃ出来ないの、知ってるくせに!(汗!)
この会に参加するキッカケを与えてくれたまろんさん
くじら企画のみなさん、会場のウイングフィールドさん
参加者のみなさん、お世話になり、ありがとうございました!
なんだか、まだ、ほけーっとしてる(笑)
お芝居、戯曲、物語の威力って、すごいや!
Photo by 藍田 マリンさん